Windows11にアップグレードする必要はあるの?
Windows10のサポートが2025年10月に切れることもあり、急いでアップグレードしないと!と思ってる方は多いと思います。
ただ、Windows10から11にアップグレードする場合、操作性うんぬんよりも、まず気になるのが要求されるPCのスペックです。
かなりハイスペックなパソコンにしないと、そもそも11を入れてもアップデートが出来ないなどの問題もあります。
アマゾン辺りでWindows11を搭載したパソコンを買ったはいいけれど、無理矢理搭載していたために、アップデートが出来なくなったなどの話も聞きますし、そもそも本当にアップグレードは必要なのかなど、今回はご紹介します!
現在Windows10を使っているなら急ぐ必要はない?
まず、Windows11に切り替えるべきか迷っているなら、今現在お使いのOSのバージョンによっては切り替えた方が良いと思います。
具体的には、今現在Windows10を使っているなら、急ぐ必要はありません。
Windows8.1をお使いの場合
Windows8.1の場合は、すでに2023年1月10日に延長サポートが終了しているので、そのままWindows8.1を使い続けるメリットはありません。
アプリケーションがWindows11に対応しているのであれば、Windows11にアップグレードしておいた方が良いでしょう。
ただ、現在Windows8.1を使っている方の多くは、Windows11にアップグレードするだけのパソコンのスペックがない可能性が高いです。
なので、どうしても急ぐのであれば、サポート延長目的を狙って、Windows10にアップグレードしておく、または、Windows 11に対応したPCを新規購入しておくのが無難でしょう。
とはいえ、Windows10にアップグレードするにはそこまでPCのスペックが要求されないので、最終的にWindows11にアップグレードを考えているのであれば、Windows10を搭載するだけでなく、Windows11を搭載できるスペックのPCを購入しないと無駄になる可能性が高いです。
Windows10をお使いの場合
今お使いのPCがWindows10を搭載しているなら、まだサポートは切れていませんし、アプリケーション環境を含めれば、現役であるWindows10を使い続けるのも良いでしょう。
具体的には、2025年10月サポート終了まで、Windows10を使い続け、PC入れ替えのタイミングでWindows11に対応したPCを新規調達という流れです。
または、Windows10の年次アップデートを待ってから、Windows11へのバージョンアップを検討するなどでもOKだと思います。
ただ、重ねて言うようですが、Windows10搭載のPCからWindows11にバージョンアップするためには、PC自体のスペックが対応してないといけません。
なので、以前のように簡単にWindows11に変更するのは難しく、サポートが切れてから急いで買うのではなく、Windows10に入れ替えた時と同じように、Windows11に対応したソフトなどが出回ってからでも遅くはないと思います。
Windows11のスペックはこれだけ必要
上記でWindows11にアップグレードする際には、割とハイスペックのPCが必要と書きましたが、具体的にはどの程度必要なのかなどご紹介します。
プロセッサ | 1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)。 |
メモリ | 4 ギガバイト (GB) |
ストレージ | 64 GB 以上の記憶装置 |
システム ファームウェア | UEFI、セキュア ブート対応 |
TPM | トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0 |
グラフィックス カード | DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応 |
ディスプレイ | 対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ |
インターネット接続と Microsoft アカウント | 個人向け Windows 11 Pro と Windows 11 Home は、初期設定時にインターネット接続と Microsoft アカウントが必要 |
以下に、さらに具体的なシステム要件もご紹介します。
最小システム要件と PC
プロセッサ/CPU (中央処理装置): 2 つ以上のコアを備え、承認済みの CPU の一覧に表示される 1 GHz以上。 PC のプロセッサは、11 を実行するための主要Windowsされます。 クロック速度 (1 GHz 以上の要件) とコア数 (2 以上) は、プロセッサ設計に固有であり、アップグレード可能なコンポーネントとは見なされません。
RAM: 4 GB。 PC のメモリ容量が 4 GB 未満の場合は、アップグレードして追加の RAM を取得するためのオプションが用意されている場合があります。 PC の製造元の Web サイトまたは販売店に問い合わせて、Windows 11 の最小要件を満たす簡単で手頃な価格のオプションを確認できます。
Storage: 64 GB 以上のストレージ デバイス。 PC に十分な大きなストレージ ドライブがない場合は、ドライブをアップグレードするためのオプションが存在する場合があります。 PC の製造元の Web サイトまたは販売店に問い合わせて、Windows 11 の最小要件を満たす簡単で手頃な価格のオプションを確認してください。
システム ファームウェア: UEFI (PC BIOS の最新バージョンである Unified Extensible Firmware Interface の場合) と Secure Boot 対応。 デバイスが Secure Boot 対応ではないので、デバイスが最小要件を満たしていない場合は、この記事 を読んで、これを有効にするための手順が存在する必要がある場合があります。 Secure Boot は UEFI でのみ有効にできます。この記事は、設定を変更してこれを可能にする潜在的なオプションを理解するのに役立ちます。
TPM: トラステッド プラットフォーム モジュール(TPM) バージョン 2.0。 TPM が原因でデバイスが最小要件を満たしていない場合は、この記事を 読んで、これを修復するための手順が存在する必要がある場合があります。
グラフィックス カード: WDDM 2.0 ドライバーを使用して DirectX 12 以降と互換性があります。
表示: 9 インチを超える高解像度 (720p) ディスプレイ。斜めに、カラー チャンネルあたり 8 ビット。 画面サイズが 9″ 未満の場合は、アプリケーションの意図したWindowsが完全に表示されない可能性があります。
インターネット接続と Microsoft アカウント: Windows 11 Home エディションでは、最初の使用時にデバイスのセットアップを完了するために、インターネット接続と Microsoft アカウントが必要です。
Windowsバージョン: Update を使用してアップグレードするにはWindows 10バージョン 2004 以降でデバイスWindowsがあります。 無料の更新プログラムは、Windows Updateとセキュリティの設定>更新プログラムを通じて利用できます。
引用元:Microsoft
このような感じで、個人的には厳しいスペックでした。
私は現在Windows10を使っているので、サポートが切れてからバージョンアップするつもりですが、Windowsの過去を見てみると、早くバージョンアップした人ほど、不具合に悩まされることが多いです。
早くバージョンアップをするようにと、Microsoftから急かされるので焦る気持ちはわかりますが、まずは、Windows11に対応したスペックのPCを用意するまでは、サポートが切れるギリギリまで待った方がいいかもしれません。
Windows11へのアップグレード方法
Windows Updateからアップグレードするなら、以下の手順で可能です。
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://pd-present.moo.jp/PC_otaku/wp-content/uploads/2023/05/kao.png” user_name=”ワンポイント!”]
- 「スタート」→「設定(歯車マーク)」を開きます。
- 「更新とセキュリティ」→「Windows Update」の順に開きましょう。
- 「Windows11へのアップグレードの準備ができました」と表示されたら、「ダウンロードしてインストール」をクリックします。
- ソフトウェアライセンス条項を確認しておき、「同意してインストール」をクリックすれば、アップグレードが開始されます。
[/speech_balloon_left1]
上記の手順でアップグレードすれば、Windows 10に入っていた個人データや、インストールされたアプリなどのデータは消えることなく引き継がれるので安心して下さい。
また、Windows10からのアップグレードに限られるのですが、上記の手順でアップグレードできなかった場合の「インストールアシスタント」を使ったアップグレードの手順もご紹介します。
[speech_balloon_left1 user_image_url=”https://pd-present.moo.jp/PC_otaku/wp-content/uploads/2023/05/kao.png” user_name=”ワンポイント!”]
- 「今すぐダウンロード」をクリックします。
- 次に、インストール アシスタントをダウンロードしたら「実行」をクリックしましょう。
- ライセンス条項の表示をしっかりと確認し「同意してインストール」をクリックします。
- ツールの準備ができたら、「今すぐ再起動」をクリックして、インストールを完了させましょう。
[/speech_balloon_left1]
上記のどちらかを使えばアップグレードは出来るとは思いますが、それでもできない場合は、PCのスペックが足りない可能性大です。
すでにWindows11を搭載した中古PCなども出回っていますが、無理矢理入れたタイプもあるので、買ったはいいけれど、アップデートが出来なくなったなどの声も聞かれます。
なので、乗り換えの際には、まず必要なスペックを満たしたパソコンを購入してから、できれば、Windows10のサポートが切れるまでは、Windows11に急いで乗り換える必要はないと思います。
急いては事を仕損じる?
それでは、Windows11に乗り換える必要はあるのか、また、Windows11に必要なPCスペックはどれくらいかなのか?などご紹介してみました。
もしお使いのWindowsのバージョンが8.1以前なら乗り換えるのは急いだ方が良いかもしれないですが、現行のWindows10をお使いなら、そこまで急ぐ必要はないかなと思います。
というのも、Windows10の時もそうでしたが、バージョンがアップされてからすぐに乗り換えると不具合が多いのが過去の事例からもわかるからです。
私は、現在Windows10ですが、サポートが切れる直前まで使い続けるつもりです。
記事が参考になりましたら、嬉しいです!^^