ツクールMVのマップタイルRはリージョン設定?
RPGツクールのマップタイルでは、A~Eまでのタイルがセットできますが、最後にRとのタイルがあり、これは何?と作成当時は謎でした。
リージョンの設定での基本的な使い方は、敵の出現率を変更できる点ですが、すごろくなど、マップチップに乗ったときにイベントを起こすなどもあります。
今回は、RPGツクールMVのリージョンの使い方をいくつかご紹介しますね。
敵の出現率を変えるのに便利なリージョン
まず、リージョンをマップに配置してみます。
こちらのマップに、黄色の地面にはちょっと強い敵を出したいので、リージョンを1に。
緑の地面や通路にはちょっと弱い敵を出したいので、リージョンを2として配置してみます。
ちなみに、リージョン0はマップ全域に該当するので、全てのマップにリージョンを配置する必要はありません。
特定のイベントを起こしたい時や、部分的に強い敵がでやすくするなどの場合にリージョンを使うと良いかと思います。
リージョンが配置出来たら、マップのイベントを記述していきましょう!
こちらでは、リージョンが1番となっている部分にだけ、敵グループミノタウロスを出現させる設定になります。
リージョンが0の時にも出現させたいなら、0を指定すればいいですし、ほかの番号で出現させたいときなどもリージョンIDで設定します。
重みとありますが、これは出現率の高さみたいなもので、重みが多い敵ほど出現率が上がります。
試しに、こんな感じにイベントを組んでみました。
エンカウントでは、この出現範囲とは別に、歩数が何歩かによっても出現率が変わりますが、そちらは今回割愛します。
出来たら、試しに強い敵が出る地点を歩いてみましょう。
強い敵が出るのは、赤枠で囲った部分になります。
これがリージョン2で指定した強めの敵キャラです。
次に、リージョン1で指定した弱い敵がでる地点を歩いてみると、最弱モンスターが出現しました。
こんな風にリージョンで指定すると、たとえば、山の地点や洞窟を歩いていたら、強い敵がたまに出てくるなどのイベントが簡単に組めるようになります。
また、リージョンでは、敵キャラに限らず、そのマップチップに乗ったときだけコモンイベントを開くなども可能です。
以下に、すごろくゲームで利用してみた例をご紹介しますね。
特定のマップチップの上でイベントを起こす
リージョンはすごろくゲームなどのように、特定のマップチップの上にキャラクターが乗ったときなどにコモンイベントを開くなどの使い方もあります。
たとえば、こんな感じにリージョンで指定します。
同じマスに同じ番号のリージョンを割り当てると、その番号の上に乗ったときに特定のイベントを起こせるんですね。
実際にマスに乗ったときの状態もご紹介しますと、こんな感じになります。
こちらの例では、葉っぱのマークに乗ったときのイベントが発動してます。
すごろくゲームでは、同じ番号を使いまわした方がイベントも組みやすいので、リージョンは大変便利です。
リージョンで使えるイベントはいろいろある?
ほかにも使い方は色々ありそうですが、こんなイベントにも使えますよーとのことでご紹介してみました。
リージョンは最大で255個用意されていますが、使い方によっては足りなくなる可能性もあります。
もしリージョンを使いまわすなら、同じイベントが起こる場所にだけ使って、安易に数を増やさない方が管理もしやすいですね。
RPGツクールMVのリージョンは、ほかのツクールとも共通しているので、もしモンスターの出現率を管理したい場合や特定のマップチップの上にキャラクターが乗った場合など、一番効率的な使い方をしてみてください。
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